交通量の多い道路の真ん中にフラフラと飛び出してきたところを間一髪で保護した子猫です。
猫風邪で両目が完全にふさがり、鼻水グジュグジュ、唇もガビガビ。
体中に草の種を絡ませ、誰もが目を背けたくなるような風体。
この状態で何日さまよっていたのでしょうか。
コロコロと太っていていい月齢の子猫のはずなのに、小さな骨格の標本のような状態でした。

脱水もひどく空腹の限界のはずなのに
目と鼻と口の粘膜をやられてしまったのかミルクも飲んでくれず、離乳食も自ら口にはしてくれませんでした。
とにかく体を温めて、口に温めた離乳食を運び、なんとか飲み込ませ・・・
保護した初日は気が気ではありませんでしたが、
彼の生命力の賜物か、徐々にご飯を食べるようになり、みるみる回復をしていってくれました。

半長毛の明るい茶トラ。
綿毛のような手触りはさわり心地も抜群。
成長とともに美しい猫に大変身を遂げました。

保護犬団体のボランティアに保護された猫なので、パワフルな犬たちに囲まれた毎日を過ごしており、
遊ぼう攻撃にも臆さず20キロの犬とも対等に遊んでおります。
もしかしたら自分のことを犬だと思っている節すらあります。

去勢手術で入院した動物病院では犬好きを大いに発揮して、
入院中の他の犬の犬舎に忍び込んでいく大胆さ。

もちろん子猫らしく遊び好き。
家中を縦横無尽に走り回っております。

先住犬次第ではありますが、犬と仲良くできる猫ちゃんを迎えたいお宅にはピッタリの猫だと言えるでしょう。