極小チワワがもてはやされる中、
しっかり体型の男の子です。

センターの檻の中では奥の奥にへばりつき、暗い顔でこちらから目をそらしていました。
はつらつ元気な子が多い犬種のイメージが多いですが
ここまでどんよりとした影を持つ犬も珍しく、彼の生い立ちが偲ばれます。
センター職員さんからは、
「唸ります」「触れません」「噛むかもしれないです」と聞いていたので
勇気を出して触ってみた際に、体をこれでもかと固めながらも口を出す様子もなく
彼の未来への希望が見いだせた気がしました。

我が家につれて帰る際も、センター職員3名がかり。防護手袋という重装備でクレートに。
こちらもだいぶ身構えておりましたが
いざ家に着くと、性格が一変。
猫のように体全身ですりすりすりすり。
甘えたい。撫でられたい。抱っこされたい。ベタベタ犬に変身。
今までここまで警戒していたのバカバカしくなるほどです。

どちらかと言うと歩みはゆっくり。
控えめで愛すべき男の子です。
甘えん坊ですが分離不安などはなく、
夜はケージの中で大人しく寝ていられます。
お留守番をいい子にできるのもありがたいこと。

他の犬とは合う合わないがあるためこの子だけを可愛がっていただけるご家庭に。
トライアル開始は去勢手術終了後となります。