小さく線の細い豆柴の女の子。
大きめのトイプードルほどのサイズしかありません。
とにかく人が大好きで、柴犬特有の神経質さからはかけ離れた小型愛玩犬を代表するような性格の子です。
当然他の犬とも全く揉めません。

猫の多頭飼育崩壊現場に居た唯一のワンちゃんです。
レスキュー後、複数のボランティアを回り回って当団体で里親募集をすることになりました。
その辺りの経緯に関しても思うところは当然あります。
かなり悲惨の現場だったようですが彼女が生きてレスキューされたこと、
人間を嫌いにならないでいてくれたことに感謝し、彼女の幸せな未来だけを見据えて里親を探そうと思います。

生まれつきの歯並びの悪さで、般若のように犬歯が外側を向いており、そのためか歯の状態が良くはありません。
また、犬の健康皆無に対して全く無関心の飼い主だったことが伺える通り、フィラリアは陽性。
今後、心臓への負担の定期検診・投薬によるフィラリアの管理等は必要となります。
避妊手術の際に乳腺腫瘍4箇所摘出しているとのことですが残念ながらその際の細胞診は行っていないとのことです。

皮膚もボロボロで当団体にやってきましたが
現在預かりボランティアさんの丁寧なケアで少しづつ改善を目指しています。

なんせ小さく可愛い女の子です。
普通の飼い犬としての生活も初体験の中、
やっと犬らしい動き、犬らしい散歩、犬らしいおもちゃ遊びのある日常を送り始めています。
もっともっと可愛くなる余地があります。
彼女をここまで不幸に追いやり、なんの咎も受けずにのうのうと生きている元飼い主が悔しがるほど
幸せにしてくださるご家族を探しております。
先住犬/猫の性格にもよりますが、
先住犬・先住猫のいるご家庭向きのワンちゃんかもしれません。