狩猟シーズン目前にして保健所への猟犬の収容が突然増加します。
ハンターたちは自分の道具の手入れを始めるのでしょう。
道具である猟犬たちの棚卸しをするのでしょうか。
揃いも揃って猟犬が放出されております。

本当に犬を大事にしているハンターは猟犬にGPSを付けたり、マイクロチップを入れたり、
保健所へ収容されたとしても半日と立たずにお迎えに来ます。
意識の高いハンターは猟犬としてではなく家庭犬としても、愛犬をとても大事にしています。

センターに収容されお迎えの来ない猟犬は、
迷子ではなく、強い意志を持って遺棄されています。
栄養状態が極端に悪く、疾患を放置され、年をとっている。
不要である道具への扱いは酷いものです。

美しい被毛の人懐こく穏やかな彼女も、例にもれずお迎えがきませんでした。
こんな綺麗な子でも、要らないとなったら捨てるのでしょう。
センター収容時は不安で落ち着かなかったのか、常にウロウロ。人が来るとぴょんぴょんと跳ね落ち着きのない犬に見えました。
我が家に引き取るときも、そういったことからかなり警戒をしておりましたが、いざやって来て拍子抜け。

他の犬や猫や子供や極小チワワにも配慮ができる穏やかさ。
子犬の遊ぼうという誘いにも乗って上手に遊べる陽気さ。
お散歩中の猫の横断、犬とのすれ違いにも全く反応せず、人とのお散歩を心から楽しめる冷静さ。
分離不安などもなく、夜はケージで静かにぐっすり寝てくれる安定感。
トイレは外派で室内での粗相なし＆いたずらで室内を荒らすこともない飼いやすさ。
どれを取っても彼女は素晴らしい家庭犬です。

もしかしたら子供を生んだことがある子かもしれません。
子猫・子犬・子供が大好きでどこまでも世話を焼こうとするのです。
「そっちに行ったら危ないよ」「こっちであそぼう」常に子犬や子猫の心配をしております。

穏やかな大型犬との穏やかで優しい日々をプレゼントしてくれる、彼女のおうちを募集します。