マスカット

管理番号:21-53

里親が決まって卒業したため、ご応募は受け付けておりません。

種類 チワワ×シーズーMIX? サイズ 3.8kg
性別 メス 年齢 1才前後
ワクチン接種 避妊・去勢
種類 チワワ×シーズーMIX?
サイズ 3.8kg
性別 メス
年齢 1才前後
ワクチン接種
避妊・去勢

性格・健康状態

関東某所の個人の多頭飼育崩壊からのレスキューです。
1軒屋は足の踏み場もない糞尿と
糞尿の海にうごめく糞尿の鎧をまとった犬たちでひしめいていたそうです。
未去勢未避妊のオスメスが混在し、もう何が何だか分からないぐらいに妊娠しては生まれて死んでという地獄が繰り返されています。
少し離れたところに住む飼い主の孤独な老人は、犬たちを「大事にしている」「愛している」と言う。
保健所・警察が近所からの苦情で様子見をするたびに
「毎日餌をあげに通っている」「病気の治療もしている」「少しずつ里親に出している」と言い
そう言われると手も足も出せない日本の法律と警察。
ボランティアが、怒りで今にも殴り掛かりそうな心を無にして
飼い主のところに何度も訪れ、説得し、犬たちの里親募集を促し、なんとか引き取ってこれた僅かな犬たちの中の一匹がこの子です。
こんな現場はまだ日本中に隠れています。
これは氷山の一角。
今日も、踏み潰されたぐちゃぐちゃの胎児と糞尿の上で眠る犬がいます。
多分日本中にいます。

レスキューした足でかかりつけの動物病院の閉院間近の時間にそのままの姿で運び込みました。
清潔な病院内が一瞬で激臭に包まれたにも関わらず、テキパキと1頭ずつ診断をしてくださるプロフェッショナルなスタッフ方。

「あーだめだ妊娠してる」とエコー検査をしていた獣医師が声を上げました。
「どんな状態ですか?」慌てて私が聞くと
質問の意図を察してくださったのか「心拍は確認できる。」と返答が。

いろんな考え方があるだろう。
犬なので、人間とは判断基準が違う。
「産ませます。産んだ後にまとめて里親探します」
こういう現場では常に腹をくくらないといけない。
判断をしないといけない。

一番小さく一番怯えていて一番ボロボロの彼女は
出産まで我が家の一室で他の犬とは隔離をし過ごしていただくことになりました。
3頭の中で一番皮膚の状態が悪かった彼女は
ケージの隅に常にうずくまり、沈痛な面持ちで過ごしていました。
ボロボロの皮膚はかさぶたになっていて体中に無数のかさぶたを纏っていたのですが
なにせ人馴れしない妊娠中の犬なのでこまめなシャンプーができず、
とにかく刺激しないように最低限のお世話にとどめておりました。

しかし、というか、やっぱりというか。
近親交配での妊娠、母体の月齢が低すぎたからか、
お腹の子は流れてしまいました。
感染が心配とのことで急遽オペを行っていただき、
そのまま避妊手術は完了しました。

現場ではこんなことは日常なのかもしれません。
飼い主も、こんな些末なことには気にもとめないのかもしれません。

彼女の人馴れのリハビリを開始。
人は怖いしまだ抱っこは嫌がりますが、
気がつくと近くに寄り添うぐらいには進歩しました。
徐々に元来の遊び好きで明るい性格が見え隠れしてきております。
トイレのしつけや抱っこ等まだまだ課題は多い子ですが
それを補って余りある明るさと可愛さです。

行動力のあるパピーだと割り切って
余りある愛情でゼロから家庭犬のいろはを教えてくださるご家庭に。

その他

駆虫3回
外部寄生虫薬塗布済み
ワクチン接種済み
臍ヘルニア手術済み
マイクロチップ