非常に薄汚れた状態で保健所に収容された小さな小さなダックスフントです。
おそらく状況からすると外で飼育されていたのかと思われます。
北関東の冬は氷点下にもなります。
真夏は呼吸も苦しくなるような灼熱。
フィラリア陽性という事実がその過酷な半生を物語ります。
よく生き永らえていていてくれました。

そんな過酷な環境で生きてきたとは思えないほど
性格は明るく、ダックスフントらしい陽気さで駆け回っております。
痩せすぎガリガリのため徐々に太らせ中。
他の犬とは相性もありますが基本的には揉めません。
自分よりも何十倍者大きさの犬でも果敢に遊びに誘って
非常に上手にドッタンバッタンと転げ回ります。

人に対しては超がつくほど甘ったれ。
抱っこ魔神です。
とにかくお膝に乗っていれば上機嫌。
すぐお膝の上で丸まって眠ってしまいます。
あまりに小さく長細い子なので、フェレットを抱っこしているような気さえします。

お散歩は大好きでどこまでも歩きます。
トイレは勉強中。
頭のいい子ですのでしっかり教えればしっかりとできるようになりそうです。

ケージでのお留守番に関しては
最初少し呼びますが、割とすぐに諦めてくれ、
ベッドで丸くなって寝ております。
諦めはいいほうかもしれません。

今まで大切にされてこなかった犬です。
残りの人生は可愛がられ、愛されて過ごしてほしいと願っております。
自分が一番じゃないとやきもちを焼く子ですので
1匹だけで飼育してくださるご家庭に。