目が合うと顔をクシャクシャにして大喜びをしてくれる非常に性格の穏やかで明るい男の子です。

迷子犬として捕獲され、結局飼い主は保健所までお迎えには来ませんでした。
きれいなクリームの被毛は薄汚れ、本来豊かになびく尾っぽの毛も短く擦り切れておりました。
お家から逃げ出すようなタイプではありません。
捕獲されたのは利根川の河川敷が広がる地域。
明確な意志を持って遺棄をされた可能性が非常に高いです。

飼い主から受けた不遇の扱いにもめげず、愛護センターの檻越しの初対面の彼は非常に嬉しそうに歯を見せてウキウキと笑いかけてくれました。
誰に対しても、初対面から笑顔を振りまける本当に穏やかな犬。
元の飼い主にどのような扱いを受けていたかは知る由もありませんが、彼が真っすぐのまま今まで来てくれたのが救いです。

すぐに引き取りを決め、我が家に連れ帰ってきて来ました。
初めての犬たちに囲まれた彼は動じることなくニコニコ。
ケージの中でも大人しく自分の出番を常に待機してくれていました。
お散歩も人に合わせてゆっくりでいつも楽しそう。
主張しすぎず、マイペースで、気がつくとそっと近づいてきて私の膝にあごを乗せて幸せそうに寝ております。
そういう意味ではダックスフントらしさは控えめかもしれません。

朝晩のお散歩でしっかりとトイレを済ませればそこまで失敗はないですが、お散歩で出しきらないとまだまだ失敗があります。
トイレのお勉強は引き続き行っていただきたいなと思います。

彼との生活はきっと、穏やかで、幸せに満ちて、そこに愛しか感じない日々になるでしょう。
穏やかで常に笑顔の生活をもたらしてくれるはずです。