兄妹で保健所に収容されました。
収容場所は山の裾野の田舎。
非常に怯えているこの様子から、もしかしたら野犬の子犬なのかなと想像ができました。
ただ、野犬のいないはずの地域なので飼い犬が逃げ出して人と接点を持たないところで出産をしたという可能性もあるかもしれません。
兎にも角にも幼いうちに捕獲され、人との生活を始められたことは良しとしましょう。

子犬たちの捕獲収容情報がセンターのHPに掲載され、あまりにも可愛い様子だったので、収容終了期間を待たずに2匹とも某愛護団体から引き取りの打診があったそうです。
子犬の収容は珍しいので「まあそういう感じだろう幸せにおなりよ・・・」と、気にもとめておりませんでしたが
後日子犬たちが地域の保健所から愛護センターに移動になり詳しい性格などが判明すると「人馴れしていない子犬は引き取れない」ときっぱり断りの連絡があったそうです。
なんだかな～とやるせない気持ちになって、当団体での引取を決めました。

歯の様子から3～4ヶ月程度とのことですが非常にチビチビ。
大人になってもおそらく7キロぐらいの小さい小さい子です。

受け口のおちょぼ顔が非常にキュート。
ひと目見たら虜になってしまう可愛さです。

たしかにビビリちゃんではありますが、抱っこもOK。
人に対しても早くもしっぽをプリプリと振ってくれる余裕も出てきました。
先住犬を追いかけっこに誘い、庭中を縦横無尽に駆け回る程度には性格が明るくなりました。
今のところ無駄吠えもなく、将来的にも大きくなる感じもないので、非常に飼いやすい子になるかもしれません。

ただ、基本的にはビビリの性格が抜けきれておりませんので
小さいお子さんの居ない、大人のご家庭への譲渡を希望します。