群馬県動物愛護センターからの引取の可愛らしいポメラニアンの男のです。
道端をウロウロしているところを捕獲され群馬県の保健所に収容されました。
こんなに可愛くてこんなに人懐こくてこんなに穏やかでこんなにニコニコしているのに
飼い主は探さなかったのでしょうか、収容期限が切れても飼い主からのお迎えはありませんでした。
近所をぐるっと探して居なかったら探すのを諦めるような人もいると聞きます。
自力で帰ってこれないような薄情者の犬は要らないと言っている人もいます。
飼い犬への愛はその程度なのでしょうか。

彼の愛らしい表情とおおよそ不釣り合いな無機質の鉄の檻の中でこちらを見上げる彼を見ながら
彼の最後のお家を探そうと決意しました。

環境がガラッと変わって知らないお家・知らない犬たちに囲まれる生活が始まっても
必要以上に怯えることなく
初日からご飯を「美味しいです！」と完食し
トイレもなんとなく理解してくれ
癖の強い先住犬のご挨拶攻撃にもめげず
なんとなくすんなりと馴染んでくれました。
非常に手がかからない犬なのかなと思いましたが数日立ったらちょっと甘えたくなって来たようで
「この人、好き！」と思った相手の後を家中ストーカーする程度には寂しがり屋です。
ただ、要求吠えが酷いわけではなく
分離不安がひどいわけではないので
「んもう！かわいい奴めっ！！」とこちらが嬉しくなる程度のものです。

お散歩も楽しそうに行きます。
こどもとの相性も悪くなく、しっかりと犬との距離を理解しているお子さんのいるお家だったら
一員として馴染んでくれるでしょう。

初めて犬を飼うお家でも非常に飼いやすい子だと思います。

先天的にパテラが両足にあるため
過度な運動は控え関節をいたわってケアしていただきたいです。
落ち着いた年齢の大人の犬をご検討されるご家庭にはピッタリの子です。