ビーグルという犬種としては類稀なる穏やかでほがらかな女の子です。
きれいなレモンビーグル。

両目のチェリーアイと、ビクビクと逃げ惑う様子が
愛護センターの折の中では非常に痛々しく映りました。
今まで私が保護したビーグルたちは皆
パワフルでせわしなくて主張が強くて超陽気。
そんなビーグルと比べると、小さく縮こまり震える姿は別の犬種のようでした。

預かりボランティアさんのお家に移動後、最初の一週間は玄関に引きこもり、
リビング怖い、ニンゲン怖い、お散歩怖いの日々。
さてどうなるものかと困り始めた頃、
彼女は心を開き始めました。

ああ、ここは自分を受け入れて安心して過ごせる場所なんだ、と。

そうなったらもうあとは距離を縮めるだけです。
どんどんお散歩が好きになり
どんどん家の中で自由に過ごせるようになり
どんどんお腹を見せてゴロンをするようになり
可愛さの新記録を日々更新しております。

お散歩ではあの丸いおしりから突き出た尾っぽをチクタクと振りながら歩き、
出会った人や犬にも上手にご挨拶。

ビーグルなのに、吠えません。
吠えたことがありません。
吠えてなんぼのビーグルなのに、吠えるための犬種なのに、
静かに穏やかに日々過ごしているのです。

ニンゲンのベッドの上に大の字に寝転び、
目が合うとお腹を撫でてほしくてごロンと仰向け。
それにはもう撫でるしかありません。

トイレもかなり律儀にトイレシートかお外で済ますことができる天才。
欠点らしい欠点が見当たりません。

ただ、チェリーアイに関しては手術をしましたが
やや赤みは残っており、引き続きケアが発生すると思っていただいたほうがいいです。

目のケアのことを考えて、しっかりなケアが行き届く方からのご応募をお待ちしております。