群馬県の動物愛護センターから引き取りました。

彼女はボロボロの姿でさまよっていたところを保健所に捕獲されたという話でした。
センターで対面した際は、いわゆる放置されたぐちゃぐちゃボロボロの毛玉おばけ状態で
触るのすら一瞬ためらわれるような姿でした。
そんなボロボロの彼女は、檻越しに健気にも尻尾を振っておりました。
室内で丁寧に飼育され、月一回のトリミングや適切なご飯と医療をかけられるべき、まごうごとなき愛玩犬のはずなのです。
不健康にブクブクと太り、被毛はボロボロ、糞尿にまみれているべき犬ではないのです。

状況からして、もしかしたら外飼だったのかとすら思えました。
この太り方はおそらく老人に飼育されていたのかもしれません。
適切な手入れもされずに人間の食べ物を与えられていたプードルを過去何度も見ましたが、皆一様に不健康に太っておりました。

君はこんなところにいるべきではないよ、と、連れて帰るために手を差し伸べると
おずおずと抱っこされに近寄ってきました。
ひたすら愛されたい犬なのです。

私の直感は正しく、
当初ドッグフードを受け入れなかった彼女は、
トッピングを試行錯誤して徐々にドッグフードに慣らしていく必要がありました。
ただ、非常に賢い子です。
新たなお家での生活にも一生懸命適応してくれました。

預かりボランティアさんのお宅で、丁寧に丁寧にケアされ、
トイレの失敗も減り、ご飯も規則正しく食べ、こまめに手入れをし、お散歩をして筋肉をつけると
二度見するぐらい可愛いプードルさんに変身したではありませんか！！

元々人のことは大好きな明るい子です。
甘え方もいじらしく、一緒に生活すると本当にいい子だということがわかります。
犬同士の関係性の作り方も上手で、先住犬の性格にもよりますが多頭飼育も問題なくできると思います。
猫さんともそつなく暮らしています。

初めて犬を飼う方にも扱いやすい犬だと思います。
家族の一員となったら、きっと家族中を笑顔にしてくれると思います。

普段の様子以下インスタグラムでも確認できます
https://www.instagram.com/hogoinu.minmin/