前橋市保健所より引き取りました。

北関東3県は、野犬問題切っても切れない関係で、
群馬の野犬はほぼ赤城山の野犬。

以前より頭数はだいぶ減ったとは言え、
毎年十数匹の野犬の子犬が捕獲されております。

赤城山の野犬の中でも、白くて耳が大きい15キロ前後のスラリとした美形ばかりを排出する群れがあります。
もしかしたら群れではなく1頭のメス犬が毎シーズン産んでいるのかもしれません。

保健所職員の方達が、せめて子犬だけでも・・・と
藪の中、道なき道をかき分け、シーズンになると子犬を捕獲して回ります。
これ以上野犬が増えないように子犬だけでも野犬から家庭犬にしたいと考えているのです。

メスの姉妹と一緒に捕獲された彼は、今までの同シリーズ同様非常に怖がりで、目が合うだけでちびってしまうような子犬でした。
しかし同シリーズの子犬を譲渡してきた我々は、その子犬たちがいかに人に慣れて、
家庭犬として「こんないい犬はいない」と家族から溺愛され、
飼いやすい犬に変身したかを知っているので、じっくり時間をかけて慣らしていこうと考えました。

こちらの思惑通り、最初は近寄っただけでパニックになってしまった子犬は
徐々に活動範囲を広げ、先住犬の指導の元、
やんちゃで遊び好きだけど、配慮を知っている、無駄吠えのない、美しい犬へと成長しつつあります。

お散歩は現在練習中ですが、お散歩好きになるのは時間の問題のような気がします。
去勢も済ませたので、彼の性格を理解し寄り添ってくださる里親さんを募集します。