常時150頭以上の犬が収容されている茨城県動物指導センターより引き取りました。

かねてより茨城県茨城町の野犬を中心にセンターより引取を行っており
たまたま別の犬の引き取りでセンターに行った際に、
ガリガリに痩せこけた茨城町の野犬の子犬を目が合いました。
野犬の子犬に言えることは、多少無理をしても1日でも早く家庭に入れないと、
センターで人になれず大きくなり手がつけられなくなる、ということ。

ガリガリの子犬は、分岐点にいました。
今ここで引き取って苦労するのと、
後で引き取ってもっと苦労するなら今の苦労を喜んで買うべき、と判断し、
キャパオーバーながらもなんとか居場所を確保して引き取ったのです。

極度の栄養不足で子犬らしからぬ痩せ方をしておりましたが
良質なフードと適切な管理で別の犬のように美しく成長しております。
まだ少し痩せ気味ですが徐々に標準体型の子犬へと変わってきています。

彼女もまた名犬の血統。
犬ともめず、
人の言うことに耳を傾け、
大型犬特有のおおらかさを持ち合わせ、
思慮深く、
人とのコミュニケーションが取りやすく、
明るく遊び好きながらも手を焼くような破壊活動はせず、
自分のサークルは数日で理解し自らご飯時はそこでおすわりして待て、
わが家でのルールもあっという間に覚え、
抱っこができ、
先住犬や年上の犬を立て、
猫や小型犬にも特に興味を持たず、
無駄吠えは全くせず、
トイレを我慢できるという、
飼いやすい犬の条件を片端から満たしています。

もちろん大きく太い足が大型犬の成長を予感させます。
先住犬がいるお宅の二匹目としてこんなに理想的な子犬はいないでしょう。

住環境の制約がなければ、下手なこじれた小型犬よりも格段に飼いやすいと思います。

もちろんまだまだビビリですのでお散歩の練習や人馴れ練習は継続して行っていかないといけません。
引き続き栄養状態を良くしていかないといけません。
そういったことも踏まえた上で犬の健康を一番に考えたフード選びができ、一緒に成長をしてくださるお家に。