群馬県動物愛護センターより引き取りました。

誰がどう見てもボロボロの状態でさ迷っているところを保健所に収容されたようです。
歯肉炎でマズルは腫れ上がり、皮膚はハゲハゲ。痒みもひどそうでした。

状態がとにかく悪く、急いで引き取り自宅で様子を見たところ、
非常に甘ったれのなお坊っちゃんであることが判明しました。

とにかく寂しがり。
それはこの人生で満たされきれない寂しさを募らせてきたからなのでしょう。

通院が長期になりそうであることを見越して
動物病院近くの預かりボランティアさん宅に移動したその日に
謎のてんかん発作のような症状を発症。
すぐ病院へ運び込み、発作止めの処置をされ、それ以降は発作は出ていないので、
あれは何だったんだろうと一同頭をひねっています。

預かりボランティアさん宅での懸命のケアと
こまめな通院で見違えるほどに健康状態が良くなり、表情も明るくなりました。

保護当初分離不安気味でオロオロしていた子でしたが
今では安心感に包まれ、大好きな預かりママさんがおでかけするときも
あ、行ってくるんすね～と、ちらっと顔を上げてみるだけ。
お見送りをして返ってくるまで玄関で泣きわめくようなこともなく
ベッドでグーグー寝て待っていられます。

皮膚の状態もかなりひどかったのですが
まだ脱毛箇所に毛は生えないながらもすっかりハリのあるしっとりとした皮膚になり
投薬と保湿でのコントロールができるようになったからか
本人もつらそうではなくなりました。

トイレはトイレシートを認識しています。
超がつくほどの甘ったれは健在。
これからの人生は家族一同から愛されまくる生活を送らせてあげたいです。

長時間の散歩ではなく、
ペットカートを使いながらの気持ちの良いお散歩。
歯があまり良くない彼のためにご飯選びも慎重に。

シニア犬とのまったり穏やかな日々を過ごしたい方に。