離婚で放棄された犬です。
飼い主は群馬県内の別団体に強引に押し付けて家を出ました。
その団体では預かる余裕がなく、ペットホテルに費用を払って・・・というお話でしたので
当団体で引取る申し出をしました。

「出ていった妻の犬だった」
妻がなんとかすると思ったが音沙汰もなく自分は後数日で家を引き払わなければいけない。
不要な犬なので引き取って欲しいと、連絡が入ったそうです。

なぜ当事者である夫はそんなに他人事なのか。
なぜ愛犬を取り合うのではなく押し付け合うのか。
なぜあたかも被害者であるような口ぶりなのか。

疑問は尽きないですし、こちらは腹が立ってしょうがないですが
そんな過去はどうでもよく思えるぐらいに、
当の彼は明るく朗らかで甘ったれ。
気立てのいい男の子です。
元飼い主が入れていたマイクロチップにはトイプードルという登録をされていますが、
適正体重で9キロを超える骨格はどう考えてもミニチュアかミディアムプードルです。

あまりしっかりとした健康管理はされていなかったようで、
6歳という年齢とは思えないほど歯が汚れ、毛は絡まり、
健康診断をしたところ、胆のうにも泥が溜まっておりました。

トリミングでは非常にお利口さんだったとのこと。
もちろん病院でもお利口さんを発揮。

性格はとにかくピカ一なのです。

甘ったれがすぎるので、人がソファに腰かけると、待ってましたとばかりにベッタリとゼロ距離でくっついてきます。
くっつき虫の代表選手のような男の子です。
当然添い寝も得意。

先住犬とも揉めることなく、
すんなりとお家に馴染み、
家族へのサービスも忘れません。
お散歩も上手ですしお留守番も大人しくこなせます。

トイレトレーニングは引き続き行っていただきたいです。

今まで粗末に扱われていた分、
良質な食事とトリミング、定期的な健康診断を行い、
愛される家庭犬としてこれからの人生を過ごさせてあげてほしいです。

預かりボランティアさんInstagram
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