群馬県動物愛護センターより引き取りました。

収容された時は舌がちょろりと覗いていたためか、ハイシニア、と判断され
人に対してあまりに怯えていたので、一般譲渡からも外れています、とセンター側からは言われていました。
確かに、人が触ろうとすると、金属の収容の檻の中で右往左往して逃げ惑いました。

首輪もリードもつけたことはなく
首にリードの負荷がかかるとパニック。

それでも檻越しに「あんまりここに居たくないんだ・・・」と言いたげに近寄ってきて
遠慮がちに視線を合わせてくれました。

お散歩もできない、触れれた経験もないとなると
どういう人生を歩んできたのでしょう。
考えただけで気持ちが落ち込みます。

ハイシニアだろうが、人との接触が苦手だろうが
可愛いから大丈夫！と引き取ったところ
舌が出ていたのは下顎が極端に短いために舌のしまい忘れ、ということが判り
ハイシニアどころかとても若い犬であることが判明しました。

人の手は怖いはずですが、抱っこもでき、
結構な甘えん坊であることも判りました。

センターのあの環境では、本来の姿はわからないものだと改めて感じた次第です。

今は預かりボランティアさんのお宅で、
一挙手一投足溢れ出す可愛さで、ボランティアさんの胸をハートの矢で打ち抜き
あまりの可愛さに、やや理性を失いがちなお世話がかかりを翻弄しております。

ジャイアン気質な先住犬にも程よく遠慮ができ、ナデナデの順番待ちも可能。
おやつの横取りをされても、「あ、とられちゃった・・・」と寂しそうにするだけで決して怒りません。

あれだけ怯えていたはずなのにここに来て、非常に優秀な社交性を発揮し始めました。

その上トイレトレーニングも非常にうまくいき、ペットシートを認識してトイレを済ませてくれるのです。
成功率は脅威の100％！！
もちろん小型犬にありがちな無駄吠えもなく、
シャンプーも大人しくさせてくれる（その後のタオルドライはテンション爆上がり！）お利口さんです。

抱っこでナデナデが気持ちいいことを理解してからは
カンガルーのようにフリースの胸元に潜り込み
永遠ナデナデでうっとりとしております。

ご飯もしっかり完食。
え？何の落とし穴もないのでは・・・？と思いますが
まだお散歩練習はこれからです。
首輪とハーネスとリードがまだまだなのです。

十分すぎる生活は送れますが、
お散歩練習は引き続き行って頂く必要があります。

先住犬の性格にもよりますが多頭飼育にも向いています。
ちょろりと出た舌がチャームポイントのつぶらなひとみの彼女の家族を募集します。

預かりボランティアさんInstagram
https://www.instagram.com/goingwalkies6am/