ぴっちょん

管理番号:24-16

種類 猫(茶トラ) サイズ 3.5kg
性別 オス 年齢 8才以上
ワクチン接種 避妊・去勢
種類 猫(茶トラ)
サイズ 3.5kg
性別 オス
年齢 8才以上
ワクチン接種
避妊・去勢

性格・健康状態

茨城県動物指導センターから引き取りました。

薄汚れたノミ取り首輪をつけた状態で、衰弱していき倒れていたところをセンターに収容されました。
おそらく外で飼われていた飼い猫だろうと、家族の迎えを待ちましたが収容期限が切れたもお迎えはありませんでした。

外で飼われていたからか、エイズキャリアだった彼との対面は
センターのエイズ猫部屋のケージ越しでした。

そこそこいい年齢と思しき彼は、
私が部屋に入ると、どの収容猫よりも一生懸命に「にゃあにゃあ」鳴き、
ケージに体を擦り付けて「ここだよ!ここにいるよ!」とアピールをしました。

薄暗いケージの中から一生懸命にアピールする美しい茶トラの猫さん。
ここまで人間大好きだと他の愛護団体が引き取るかなと思い
彼のケージの前を素通りしようとした時に、
彼と目が合いました。

正しく言うと、「目が合うことは決してありませんでした」。
彼には両目の眼球がなかったのです。

「目が・・・」
言葉を飲む私。

全盲で、外で飼われていた彼は、どうやって生きてきたのか。
交通事故にも合わず、他の猫さんともうまくやり、
カラスや野生のたぬきやきつねの脅威から
どうやって自分の身を守ってきたのでしょうか。

おそらく状況から幼少期の猫風邪が原因か、先天的なものと思われました。

飼い主らしき人物はいたのでしょう。
なぜ、全盲の彼は外で飼われ、
なぜ、彼はセンターでさみしくにゃあにゃあ鳴いているのか。

色々な感情がうずまき、目が合うことのない彼としばし見つめ合い、彼の引取を決意しました。

「全盲の猫」とどう向き合おうかと、尻込みをしていた私は
彼の全盲人生を舐めていました。

普通の猫でした。
普通の、超がつくほどの甘えん坊で、かまってちゃんで、
遊び好きで、ごはん大好きな猫でした。

現時点で、目が無いことを感じさせるような素振りは全く無いです。
視覚を失った代わりに、聴覚・触覚・嗅覚などの他の器官が優れているのでしょう。
おそらく空気の振動などを感じて空間把握をしているようです。

高いところにも平気で登りますし、
高いところからも平気で飛び降りますし、
棚の上のおやつめがけてよじ登り、こっそり破いて食べるようないたずらもします。

とにかく人のことが大好きでずっとなでていてほしい
かわいいだけの猫さんでした。

猫を襲いそうな大型犬を複数抱える我が家での生活は、窮屈な猫部屋生活。

もっと彼に向き合ってくれる
彼の全盲人生に彩りを与えてくださるご家庭をお待ちしております。

その他

・去勢手術済み
・ワクチン接種済み
・猫エイズ:(+)
・猫白血病:(ー)

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