群馬県動物愛護センターより引き取りました。

顔にひどい怪我をした子猫がセンターに収容されている、という情報が入り
猫の預かり先も決まっていない状態で慌てて引き取りを決めました。
センターまで迎えに行くと、たしかに顔にひどい怪我。
顔の左頬の肉が削れ口の中がむき出しになった状況。

痛みを想像して気絶しそうな人間側をよそに、
本人は痛みに耐え生きるために食べてくれていました。
美しい瞳でしっかりとこっちを見つめてくれる強い子です。

即病院に運びました。
傷の状況から面積が広すぎるため肉が盛り上がってくるのを待たないといけない、
との診断を受けました。
幸いなことに顔以外に怪我はなく食欲も旺盛。
傷の管理で数日入院後、預かりボランティアさんのお家に移動となりました。

病院に入院中にはもうすでに人間への緊張感は解け、
人の手にゴロゴロ甘える様になっておりました。
そうなったら元来の甘えん坊男子が開花したのか、
預かりボランティアさんのお家でも、
周りがハラハラするほど元気に遊び、気持ちの良いぐらいの食べっぷり。
先住のお姉さん猫が子守を買って出てくれ、それはもう明るく楽しく過ごしています。

おそらく交通事故か、もしくは車のエンジンルームに潜り込んでしまってできた怪我のことなど
すっかり忘れて人を信頼し、愛し、家族になってくれるような子です。

アメリカンショートヘアを彷彿とさせる美しい柄。
家族中を虜にする明るい性格。
先住猫達にも愛され、アイドルのように過ごしております。

顔の怪我はすごいスピードで肉が盛り上がってきて回復中です。
もしかしたら去勢のタイミングで手術をしたほうが回復が早いかもしれませんが
現在経過観察中です。

預かりボランティア　Instagram
https://www.instagram.com/ricochet25hana/