常時150頭以上の犬が収容されている茨城県動物指導センターより引き取りました。

茨城県茨城町は県内でも特に野犬の収容頭数の多い自治体の一つで、
30キロ級の大型の野犬の群れが、林や畑を縦横無尽に走り回っております。
すベての犬の捕獲ができない以上、繁殖は防げず、
子犬もどんどん生まれてしまっている現状です。

同じ地区で捕獲される犬たちの特徴として
・協調性があって穏やか
・遊び好きで攻撃性がない
・非常に頭が良く、空気を読む
・素直でおっとりしている
ということが挙げられます。

ベルジアンタービュレンを小さくしたような美しい野犬の男の子は
センターから引き出して数日ですんなりお散歩に行ける、
過去一番拍子抜けする順応性の高さを見せつけてくれました。

センターから引き出したばかりの野犬は
10日間は怯え、人になじまず、さわれもしない子がほとんどなのです。

ところが彼は、引き出し初日から精神的にも落ち着きを見せ
1週間も立たずにお散歩時間を楽しみに、お散歩とわかるとルンルンと出発。

それでも最初の何日かは不安からかマーキングをしてしまいましたが、
「トイレはお庭でするルールだよ」ということを教えた途端に
唯一の難点であったトイレ問題もあっさり解決。

今までの秋葉犬と変わらず、
基本的にはお気に入りの場所で先住犬たちとダラダラと怠惰に過ごしております。

預かりボランティアさんのお家には
複数の大型犬・元気すぎる人間のこども・複数の猫さんがおります。
通常は大型犬の預かりもためらう環境ではありますが、秋葉犬たちはそのどれとも優しく接することができるのです。

あっという間に家庭犬になった彼は
人にも尻尾を振って寄ってきますし、
お散歩中にすれ違うワンちゃんにも喧嘩を売らずにすれ違えます。

遊び好きだけど穏やかで順応性の高い彼のお家を探しています。

預かりボランティアInstagram
https://www.instagram.com/aya.shizu/