常時150頭以上の犬が収容されている茨城県動物指導センターより引き取りました。

茨城県茨城町は県内でも特に野犬の収容頭数の多い自治体の一つで、
30キロ級の大型の野犬の群れが、林や畑を縦横無尽に走り回っております。
すベての犬の捕獲ができない以上、繁殖は防げず、
子犬もどんどん生まれてしまっている現状です。

同じ地区で捕獲される犬たちの特徴として
・協調性があって穏やか
・遊び好きで攻撃性がない
・非常に頭が良く、空気を読む
・素直でおっとりしている
・多頭飼育・猫や子どもとの生活に向いている
ということが挙げられます。

茨城県茨城町の野犬の情報が一斉にニュースになり、
これはいかんと捕獲日本語詞を入れたタイミングで捕獲された子犬のうちの1匹です。
3ヶ月ぐらいであろうと思われる幼さに似合わぬ太い足と太いマズル。
センターの中のケージから恨めしそうにこちらを眺めておりました。

大きくなりそうだから早めにセンターから引き出して
然るべき飼い主を見つけないと・・・！という気持ちから引取を決意しました。

センターでは駆虫薬も飲ませていましたが引き取り直後からひどい下痢で、
大慌てで救急病院に駆け込んだところ、腸内環境が最悪で下痢していると診断されました。
また、検便で無視も見つかり改めて駆虫をしたところ
お腹の虫もスッキリと落ち、下痢も徐々に収まってくれました。

野犬としてギリギリの生活をしていた母犬が必死に育ててくれたのでしょう。
生きるために口にしてきたものは決して腸内環境を良くするものではなかったのです。

良質なフードと適切な環境、ストレスのない生活で体調も持ち直し子犬本来の素直が出てきて
先住犬の犬たちや、先住猫たちにも非常に可愛がられています。

特に元おじもしないので猫たちを遊びに誘いますが
そこまでしつこくもせず理想的な絡み方ができます。

無駄吠えも少なく、大きく穏やかな子になりそうです。