物静かで達観しているような雰囲気のある小さな美しい犬。

彼はほんの数ヶ月前まではきちんとケアをされて幸せに暮らしていました。
しかし、高齢の飼い主が施設に入ることになり、ある日突然広い家に1人で取り残されました。ご飯を届けてくれる人はいたものの、帰らぬ飼い主を1人で待つ日々はどれほど寂しく不安だったことでしょうか…。
ほどなくして事情を知った親戚が彼を引き取りましたが、その親戚も独居の高齢者。ある日突然自宅で倒れてしまい、救急隊員や警察が駆けつける中で彼は保護されました。

保護した当初はボサボサで毛艶も悪かったのですが、トリミングをしたら本来の美しい姿に甦りました。トリミング時に皮膚に赤みが見られたため経過観察中です。ご飯はしっかり食べていたようで栄養状態は良いです。耳に腫瘍があるため切除する予定です。切除後もケアが必要になる可能性があります。

マイペースで飄々としていますが人のことは大好きです。お座りや待てもできます。
体中どこを触られても平気です。独りで寝るのは苦手なようで、眠たくなると遠慮がちに人の側に来てピタッとくっついて寝ます。その様子がとても愛らしいです。
ずっと一頭飼いだったはずですが、預かり宅の他の犬や猫とそつなく付き合えます。

お散歩はとても好きで楽しそうに早足で歩きます。トイレは今のところ完全お外派でお散歩中に済ませます。
ケージは最初は少し吠えますがすぐ落ち着くのでお留守番も上手にできます。

高齢者と暮らしていたからか子どもには積極的には寄っていきません。シニアの彼がのんびり過ごせるよう小さいお子さんのいない落ち着いたご家庭のほうが良いのかもしれません。

なるべくお留守番が少なく、朝晩に欠かさずお散歩に行ってくださり、長期的な耳のケアもしてくださるご家庭に迎えていただきたいと思います。
家族として終生可愛がってくださるご家庭からのご応募をお待ちしています。

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