前橋市保健所より引き取りました。
若くて小さい柴犬の女の子が収容されていました。
白くて可憐で可愛い子なのですが
なんとなく様子がおかしいなぁという雰囲気で
最初はシニアかと思われるような痩せ具合とふらつきでした。

人は好きで噛むような素振りは一切なく
穏やかな子でした。
あまり手をかけてもらっていなかったんだろうな、と一目でわかりました。

群馬では柴犬を当然のように外で飼育するような文化がまだ根強く
冬の寒さも、大雨も、夏の焼けるような酷暑も
彼女は小さい体で耐えてきたのでしょう。

「これからは室内で快適な暮らしをしようね」
と保健所から引き取りました。

色々と気になったのでまっさきに病院に連れて行ったところ
聴力がかなり弱いことが判明しました。（聞こえる音域もありそうです）
見た目以上に若いこともわかり、喜ぶと同時に
軽度の腎臓の悪さを指摘され現在療法食で対応しております。

難聴はおそらく先天的なものかなと思います。
耳がが殆ど聞こえないので人間と視線が合いづらいのですが
その代わり、人の動きを追って、人の後をとことことことこついて歩きます。
その姿が悶絶級の可愛さで
お散歩も非常に上手で大好きです。

人に対しては徹底的に従順。
シャンプーでもブラッシングでも体中どこを触っても怒りません。
人が好きだけど、柴距離を取ってベタベタ甘えてこないのも
和犬の奥ゆかしさを感じでかなり柴好きの人のハートを撃ち抜くでしょう。

決して美味しくないであろう療法食もぺろりと食べてくれます。

トイレは外派で決まった時間にお外で済ませられれば失敗は少ないです。
夜はケージ内でぐっすりねることが出来ますが
昼間の長時間のケージ拘束は（不安になってしまうのか）苦手です。
いたずらは全く無いので室内フリーでのお留守番も可能ですのでそのあたりは折り合いをつけて。

現在先住犬さんと一緒に暮らしておりますが
ファーストコンタクトは強く出て吠えておりました。
徐々に打ち解けることが可能。
ただ、まあそのあたりは柴犬ですし相性はあるかもしれません。

ダッコちゃん人形サイズの豆柴さん。
ハンデはありますが健気で愛らしい性格をしております。

獣医さんとも相談し、腎臓のこともあるので
あえて避妊手術はせずという判断になりました。

このツンとデレの極みに虜になってください。

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