トイプードルの中でもいわゆる「タイニープードル」「ティーカッププードル」と呼ばれる、痛々しいほど小さいプードルの男の子です。
吹けば飛びそうな小さなこの子は、必ずしも大切には育てられていない状況でセンターに収容されておりました。
あろうことか声帯手術もされており、吠えるたびに呼吸困難であえぐような鳴き方をするので最初の頃は気が気ではありませんでした。

センターから引き出した直後は環境の変化に落ち込んでおり、
ご飯も残しがちでしたが、少しづつ我が家の環境になれると
犬らしい表情が出てきました。

犬同士ももめずに過ごすことができ、きついところは一切ありません。
むしろ譲ってしまうような優しい性格です。
おそらく散歩という行為自体をしたことがないのかもしれません。
とにかく人間が大好きで足元にまとわりつきお散歩にならないような状況。
「抱っこ抱っこ」とずーっとせがんでおります。
今は預かりスタッフの元で先住犬にまじりながら家庭犬のいろはを勉強中。
数日で馴染んでしまっているようです。

あまりの小さは、無理な交配の成れの果てなのかもしれません。
ですので今後、この小さな体にどのような影響が出るのか。
すでに心臓に雑音（今後投薬が必要になるかもしれません）や股関節の可動域の狭さ等は動物病院で指摘を受けております。

過酷な人生を歩んできたぬいぐるみのように小さく可愛らしい彼に
家庭犬としての幸せを存分に味あわせてくださる方からのご応募をお待ちしております。